生後3ヶ月の子犬の柴犬は豚肉を食べても大丈夫?栄養成分は?
ドックフードにも含まれる豚肉ですが、3ヶ月以上の子犬の柴犬に、どんな栄養価値があるのか、また生で食べるときの注意点などについてです。
豚肉というと、食べ過ぎると人間の方では、あまり良いイメージがありませんが、犬にとってはどうなのかをまとめています。
栄養価値としては高いことは間違いないことですが、それよりも生で与えることは、危険なところがあるので、生肉についてしっかりと把握して下さい。
ドックフードにも含まれる豚肉の栄養とメリット
柴犬生後3ヶ月以上の子犬の柴犬に豚肉のドックフードを与えるメリットはいくつかあるのです。
この時期にうれしいのはやはりタンパク質であり、タンパク質を摂取すると肝臓で分解されてアミノ酸へと分解されます。
アミノ酸に代わると、筋肉や骨の形成に使われることでけがや病気をしにくい体にしてくれるのです。
そして豚肉の特徴としては複数のビタミンを持っている事もこの時期の柴犬にはうれしい効果を発揮します。
ビタミンB1は、体内に吸収された糖質と脂質の分解を促進して皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをするだけでなく脳の成長にも大きく役に立つのです。
そしてビタミンB3は別名ナイアシンといわれる栄養成分で、この成分が体の中に入ると肝臓の中に入って補酵素という働きをします。
肝臓の役割は摂取した栄養を酵素を使って体に吸収しやすいように分解と再構築を行うだけでなく、その酵素は殺菌抗菌作用が強く体の中に侵入してきた毒素を分解する解毒作用も担っているのです。
そのため肝臓が弱ってしまうと、栄養の吸収だけでなく解毒作用もうまく働かなくなるので病気にかかりやすい体になってしまいます。
そこで豚肉に含まれているナイアシンを摂取することによって、この成分が肝臓に送ることができれば弱っていてもこの成分がその代わりを果たすことになるので栄養の吸収と解毒作用がうまくいくので丈夫な体にしてくれます。
これらの成分以外にもカルシウムやマグネシウムそして鉄分や亜鉛といったミネラル成分も豊富なので、まさにこの時期にはうってつけの食材です。
その他豚肉の栄養成分で期待ができること
柴犬生後3ヶ月以上の子犬の柴犬にとって期待できるメリットは肥満解消と気性の安定化です。
生後3か月は体作りのために必要摂取カロリーを多めにしなければならないのですが、ただいくら必要といって限度というものがあります。
限度を超えてしまえば子犬の体で消費できないと簡単に肥満体型になってしまい、肥満は血管の病気などの重い病気の発症理由になってしまいます。
豚肉には脂質が多いので逆効果になってしまうのではないかと考える人も多いですが、実は豚肉の脂身にはある特徴があるため与える影響は少ないと考えられています。
そのある特徴というのはオレイン酸を中心とした不飽和脂肪酸であり、その特徴は酸化によって固形になりにくく仮に空気に触れて固まっても少しの熱で溶けやすいという性質を持ちます。
この性質が体の中に入ると、血管や内臓に蓄積している脂肪分に作用して分解し液状に戻すのです。
肥満というのは空気に触れて固まった脂肪が溶けにくいために引き起こされるものなので、不飽和脂肪酸によって融解されれば円滑にカロリーを消費できるので肥満につながらないというわけです。
次にタンパク質は筋肉づくりにアミノ酸になるといいましたが、実はもう一つ別のアミノ酸が存在します。
それのアミノ酸というのがトリプトファンであり、この成分は脳の伝達物質の一種です。
これは脳の買い場を増やすことで、ストレスに作用する脳に作用して落ち着くように指令を出してくれます。
子犬の間に落ち着かないもしくは吠え癖があるというのはストレスを感じている場合があるので、このトリプトファンを摂取すれば性格が安定し問題行動を起こしづらくなるかもしれません。
3ヶ月以上の柴犬に生の豚肉は与えるときの注意点
生後3ヶ月以上の子犬の柴犬には生肉が良いと聞きますが、豚肉を生で与えるのは絶対に避けてほしいです。
鮮度の良い自然環境で育ったものやブロイラーに関係なく、豚は様々な食中毒菌や寄生虫を体の中で飼っています。
そのため加熱せずに生のままで与えてしまうと、その雑菌や食中毒菌が体の中に侵入してしまい最悪のケースとして命にかかわる事態にもなりかねないです。
そのため豚肉を与えるときには80度以上で3分以上目安にして必ず加熱して、その後熱いままでは舌をやけどしてしまうので人肌程度に冷まさせるのが適切になります。
そして生肉以外で注意したいのは、そのほかにも大きすぎたり食べ過ぎをさせてしまうのも避けたいところです。
犬は切り刻む歯は存在しても、食べたものを細かくする歯は存在していないのでそのまま与えてしまうとのどに詰まってしまいます。
特に豚肉は他の肉に比べても弾力があるので、必ず与えるときにはサイコロ状の一口大に切ってあげるとのどに詰まらせるリスクを減らせます。
次に脂肪にはなりにくい性質があるといいましたが、それはあくまで適切な量で与えた場合です。
いくら脂肪になりにくいといっても、その限度を超えてしまえば栄養過多になり内臓に大きなダメージを負わせてしまいます。
年齢によって量は決まっているので、事前に調べて年齢に合わせた量に調節するのが飼い主の責任です。
そして体に良いといっても、まれにアレルギーを引き起こす可能性があります。アレルギーの有無は子犬の段階では分からないので、最初に与えるときには2口程度で様子を見るのも大事です。